どうも、イッセーです。
「オススメの本を一冊だけ紹介しろ」と言われたら、僕は迷わず『学問のすゝめ』を選びます。
マジでそれくらい読んだ方が良いので、今回紹介しようかと。
一行目からファンにさせられた
一行目。本当に僕は一行目で
脳みそをガツン!と殴られた。
僕がこの本を読んだのは大学生の時でした。
僕は同志社大学に通っていたんだけど、
学内の本屋の1番入り口に近い所に
現代語訳版がおかれていたんです。
ちょっと興味あるな…くらいの
軽い気持ちだったんだけど、
マジで一行目から持ってかれた。
一瞬で福沢先生のファンになりました。
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」
この言葉を聞いた事のある人は沢山いると思います。
素晴らしい言葉ですよね。
神様から見たら人間はみんな
平等なんだよって意味。
……だと思ってませんでしたか?
僕はそういう意味だと思っていて、「なんやねん、綺麗事言いやがって」と長年ずっと思っていた。
けど、これは本気で良くない。この一部分だけが一人歩きしてしまってたんです。
本当はこう書かれています。
天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず。
とは言うけれど、実際に世の中を見渡してみれば、お金持ちもいれば貧乏な人もいるし、社会的地位の高い人もいれば低い人もいる。
それはなぜだろうか?
と。
そう。全く逆のことを言っていたんです。
もうこの時点で「マジか!」となった。
この人ただの理想論者じゃなくて、
普通に冷静な視点で世の中見てんじゃん!と。
さらにこの後なんて書いてたか分かります?
それはひとえに勉強したかどうかである。
と言ってるんですよ。
金持ちになってるか貧乏人になってるか。
社会的地位の高い仕事に就いてるか、低い仕事に就いてるか。
その違いは勉強したかどうかなんだよ、と。
さらにもっと詳しく書いてます。
例えば、
金持ちや社会的地位の高い人は
こんな仕事に就いてますよね?
・医者
・弁護士
・官僚
・政治家
・経営者
etc…
これらの共通点は
「頭を鍛えないとその職業に就けない」
という所です。
資格を取るために難関試験を突破しないといけないとか、脳みそを鍛えないとすぐに没落するものだったりとか。
に対して、貧乏人や社会的地位の低い人の職業を、福沢先生は「誰にでも出来る仕事」と位置づけています。
今でいう会社の従業員や労働者の事ですね。
別にこれはその職業の人をディスってるわけでもないし、優秀な人もいるのは僕も福沢先生も分かってはいるけど、それでも構造的に社会的地位が低いと言わざるを得ません。
少なくとも「給料」という、
得られるお金に限界がある
仕事ではあるわけです。
だから、福沢先生はこう言ってるんです。
お金持ちや社会的地位の高い
人間になりたければ勉強しろ、と。
極めて合理的じゃないですか?
僕は小中高と「なんで勉強なんてしないといけないんだ?」と思っていたんだけど、大学生になって初めてその疑問が解消されました。
いや、マジでもっと早く知りたかった。
けど本当に、これは希望でもあるんですよ。
脳みそを鍛えさえすれば、金持ちにも社会的地位の高い人間にもなれるんだから。
これは福沢諭吉は僕なんかよりずっと実感していたと思う。
だって、彼の時代になってようやく身分制度がなくなったんだから。
それまでは生まれた時の身分が死ぬ時の身分です。
農民の家に生まれたら死ぬまで農民。
武士の家に生まれたら死ぬまで武士。
みたいな。
何をどうやってもそこから抜け出す事はできない。
豊臣秀吉みたい例外はあるけど、
あれは極めてマレな事例です。
だから福沢諭吉は勉強しろと強く思っただろうし、その時代に彼の文章を読んだ人はこぞって勉強したでしょう。
で、そこに福沢先生の凄さがあるんです。
壮大なバックエンドビジネスだった
フロントエンド・バックエンドって知ってますか?
知らない人は調べてほしいんだけど、簡単に言うと、始めに安いものを買わせて財布のひもを緩めさせ、その後に本命の高額商品を売る。
という手法。
安いのがフロントエンド。
高いのがバックエンドです。
じゃあ、福沢諭吉がどんなバックエンド商品を持っていたのか?
慶應義塾大学
ですね。
分かります?
まず『学問のすゝめ』で勉強する重要性を教育し、そこに自分の大学を用意する事で超絶稼いでいたんです。
僕ですら、『学問のすゝめ』を読んで
「慶應に行きたかった~!」と本気で
思いましたもん。
あれを読んだのが高校生以前だったら
本気で目指していたと思います。
僕ですらそうだったんだから、当時これを読んだ人の欲求喚起レベルと言えば、筆舌に尽くしがたいものだったでしょう。
母ちゃん!俺慶應行きたい!
という子が続出したに違いない。
そうやって今の慶應義塾大学のブランドがあると考えれば、福沢先生まじスゲーってなりません?
とにかく勉強すべし
『学問のすゝめ』は福沢諭吉の壮大なビジネス戦略だったにしても、そこに書かれてるのがウソという事にはなりません。
実際、金持ちや社会的地位の高い人って
勉強しないと就けない仕事をしてますよね?
に対して「金がない金がない」と
言ってる人たちって、だいたい
従業員だったり労働者だったりです。
ここに良い悪いとか合ってる間違ってるという論点は関係なくて、実際に社会を見渡してみればそうなってるんですよ。
じゃあ金持ちになりたい。
社会的地位の高い人になりたい。
そう思った時にどうすれば良いのか?
勉強するだけです。
勉強する。もうそれしかありません。
そしてその中でも特に簡単なのがビジネス。
医者とか弁護士って、めちゃくちゃ狭き門じゃないですか。
難関試験を突破しないといけないし、
その倍率もエグいくらい高い。
けど経営者になるのに試験なんかいらないし、倍率もない。
さらに医者や弁護士より
目指す人が圧倒的に少ない。
「金が欲しい」という
それだけの理由なら、
起業家を目指すの一択です。
知識つけて実践する。
それだけで金持ちにも社会的地位の高い人間にもなれるんですよ。
僕だって、6年間で8万円しか稼げなかった借金野郎でしたが、知識を付けた途端、月収20万円を一気に達成することが出来ました。
今では
7年で270億円稼いだ人や、
累計で9兆円売り上げたマーケター、
東大卒でボストンコンサルティングに所属しながら会社経営されてる方
などどお話しできる立場にいます。
じゃあなんでそんな事が出来たのか?
と言うと、知識情報に金を使っただけです。
金を燃やして、知識情報をガンガンに手に入れて、その情報通りに実践した。
それだけであらゆるチャンスを掴むことが出来たんです。
これも僕が脳みそを鍛えまくった結果。
福沢先生の言う通り、マジで勉強して脳みそを鍛えれば、金持ちになる事も社会的地位の高い人間になることも出来るんです。
逆に従業員や労働者みたいな、
「指示された事をこなして給料を得る」
という働き方だと、
お金は増えるどころか、貯めてる筈なのになぜか無くなっていき、社会的地位も低い人間になってしまう。
そんな未来が待っている。
貧富の二極化がどんどん促進してる現代は、マジでその流れが顕著です。
大企業が安全とか、公務員は安定とか、
そういう希望的観測は早々に捨てた方が良い。
少なくとも、これから何十年もあるのに
それ1本でやっていこうというのはヤバイです。
儲けるための知識は惜しみなく
お金を燃やして得ていく。
ポジショントークとかではなく、
起こり得るリスクだと認識しましょう。
それでは。