80万円だったら買えるんですけど、安くならないですかね？
……え？？
どうも、イッセーです。
まだあまり稼げてなかった時に
LOUIS VUITTONとCHANELで
値引き交渉をしてきた時の話を
していきます。
ルイヴィトンとシャネル。
言わずと知れたハイブランドの
代名詞とも言えるブランドです。
ガチでしてきました笑
値引き交渉。
いやーハイブランドで値引き交渉なんかしても、値引きされるわけないって当然ながら分かってるんですけどね。
度胸試しみたいなもんです。
今でこそ僕は累計売上9兆円の伝説的マーケターや、東大卒でボストンコンサルティング所属のコンサルタント相手に、バチバチに質問攻めができるようになったんだけど、人生の大半は陰キャとして過ごしていた。
学校で「一人1回は発言しましょう」なんて言われた日には、緊張で朝食べた物が口から出そうになったほどです。
言え。言え。何でも良いから言うんだ。。
そう思ってる間に周りの子がどんどん発言していき、
「この子が終わったら俺も発言しよう」
「30分になったら手を挙げよう」などと考えて、
結局一言も喋れず終わってしまう、みたいな。
本当に20年間そうやって過ごしてきた。
それはセミナーとか懇親会なんかでもそうです。
何を質問すれば良いんだろう。
こんな事を聞いても大丈夫かな。
これ聞いて、逆にこう質問されたら何て答えよう…。
みたいな感じで、色んな事を考えて色んな事を不安に思って、結局ビビって何もできない。
そんな自分が嫌で嫌で仕方なかったんです。
だからデカいハードルを越えて、
度胸を付けようと思った。
そこで思いついたのが
「ハイブランドの店に行ってくる」
というものです。
当時僕はハイブランドの店に行った事なんてなかったから、店に入るだけでもクソデカいハードルだった。
しかも数万数十万の物を買うお金なんて無かったから、セールスを受けるだけ受けて、何も買わずに帰ってくる。というのをするつもりだったんです。
それだけでも自分にとっては
充分ヤバイことだったから。
そして当日、当時のメンターに言いました。
「今からルイヴィトンに行ってきます。店入ってセールス受けて、何も買わずに帰ってきます笑」
と。
その1秒後に言ったことを後悔しましたね笑
メンターからこんな返信が帰ってきたから。
「値引き交渉してきましょう」
と。
……何言ってんだこの人。
ガチでそう思いました。
ルイヴィトンで値引き交渉！？
いやいやいや、値切れるわけないじゃん。
黒服とか来たらどうするんですか？
みたいな。
けどやってこいと。
値引きをするか、それに類する面白い事をしてこいと。
値引きに類する面白い事なんて思いつかなかった僕は、とりあえず値引き交渉をする事に。
そして店に着いたんだけど、そこはルイヴィトン以外にシャネルの店もすぐ近くにありました。
だからまずはシャネルへ行くことに。
ヤバイ。マジでCHANELじゃん。
なんかゴツいと言うか、きらびやかな入り口してやがる。
なんでこんなにハイブランド感あるんだよ。
そりゃハイブランドなんだから当たり前か…。
みたいな一人ツッコみをして現実逃避を試みるも、どんどん店は近づいてくる。
あーヤバイ、やっぱ帰ろうかな。
黒服きたら殴られるかもだし、
こんな危険地帯くるとかアホじゃん。
とか思ったんだけど、行かなかったら行かなかったで後が怖いから、吐きそうになりながらも店内へ。
元々店内へ入ることすら初めてだったので、そこが僕にとってクソデカいハードルだったんですよ。
それなのに値引き交渉なんていう
頭おかしい事を今からしないといけない。
足がブルブル震えて大変でした。
そして店内へ入ってすぐに思ったこと。
あれ、メンズもの無くね？
まさかのウィメンズばかりだった。
これに気づいてすぐに「じゃあ俺には関係ねーじゃん。帰ろ帰ろ」とか思ったんだけど、
そもそも買い物するのが目的じゃないんだから、そんなのは関係ない。
そう思って何とか出口に向かう足を食い止める。
そうして店内をくまなく歩き回ります。
マジで店に入ったことが無いから、棚に置いてる商品を触って良いかも分からないんですよね。
触って良いのか。ダメなのか。
勝手に触って怒られて
弁償とか言われたらどうしよう…。
みたいに考えてたら、救世主が現われます。
店員さんがすすすっと近寄って来て、
「どういった物をお探しでしょうか？」
と声を掛けてくれる。
けど別に探してるものとか無かったから
どうしよう…と返答に口ごもる。
適当に
「まあ財布とかカードケースとかですね…」
と言って誤魔化し、色々ヒアリングされる事に。
店員さん
「色は黒系がよろしいですか？」
イッセー
「はい。ちなみにここら辺にあるのは
だいたいどれくらいの年齢層の方が
買われてるとかってあるんですか？」
店員さん
「ん－、特に決まった年齢層の方が
買ってるという事はありませんね。」
みたいな会話を何度かするんだけど、
心の中ではずっと値引きのことを
考えてるわけです。笑
「言え。言え。値切り交渉しろ」
「いや、でも師匠にはルイヴィトンとしか言ってないし、CHANELではしなくて良いんじゃ…」
「いや今できないならヴィトンでも出来ないだろ。今言え！」
脳内で悪魔イッセーと天使イッセーが熾烈な口論を繰り広げる。
そして意を決して一言。
「これって何円くらいですか？」
店員さん
「少々お待ち下さい。……89万3000円です(^^)」
イッセー
（たっか！バッグ1つで90万円かよ）
イッセー
「なるほど。ちなみに80万円にはならないですか？」
店員さん
「？？ 80万円以内のものをお探しですか？」
イッセー
「いえ、このバッグが80万円くらいに下がったりはしないですか？」
店員さん
「え！？このバッグがですか？……当店では固定のプライスでしか提供してませんので、そういった事はできかねます」
イッセー
「なるほど。今日メインの財布を忘れて、80万円なら即決できるんですけど、どうにかならないですかね？」
バリバリメイン財布持ってるけど
適当ぶっこいて何とか粘る。
店員さん
「申し訳ございません。このプライスのみとなっております」
この辺りで、顔は笑ってるのに目は一切笑ってないという恐怖笑顔をしてきたので、断念することに。
その後は他のバッグを見せてもらいながら店内を一通り見て回り、そして何も買わずに退店。
この時はちょっとした興奮状態でした。
うおーーーー！！！！
マジで値引き交渉してしまった。
いや俺アホだろ、何CHANELで
値引き交渉とかしてんだよ！！
と冷静になったけど、
まだ僕には課題が残ってる。
そう、LOUIS VUITTONです。
目の前にLOUIS VUITTONの
店がドンと待ち構えている。
(別に待ち構えてはいない)
めちゃくちゃ緊張したけど、CHANELで１つ壁を突破したのもあって、なんかいける気がしてきた。
ッシャ行ったんぜ！と鼻息荒くして
LOUIS VUITTONの店に入る。
で、CHANELと同じくとりあえず店内を巡回。
LOUIS VUITTONってCHANELと比べて
ロゴの主張が激しいのが多いですよね。
僕自分の趣味で言うと、
CHANELとかHERMESみたいなロゴの
主張がおとなしめの方が好きなんだけど、
「自分を強く見せる」
「危険地帯に飛び込む」
という観点で見ると、
一目でLOUIS VUITTONだ！って
分かるものの方が良いんですよね。
僕も昔は「ハイブランド着てる奴って自己承認欲求高いんだろwww」みたいに思ってたんだけど、普通にビジネスの場とか、懇親会の場でそういうのを着るだけでやっぱり強く見えるし、自分に自信を持つことが出来る。
自分の趣味で言うと、無地の服が好きなんだけど、ビジネス的に見たら一瞬でハイブランドだと分かる物を身に付けるって大事だなと思った日でもありました。
話がズレたけど、だから僕は派手目な服を探して、店員さんに派手なシャツとかって無いですか？と買うつもりもないのに質問。
結果的にはあまり無かったんだけど、
１つカッケーなと思うバッグがあった。
ショルダーバッグで、なんだろう。
中にカード入れとか小銭入れがあって、
バッグというよりデカい財布みたいな
やつでしたね。
普通にこれ欲しいな～と思ったんだけど、
手で持つためのハンドルも欲しいとその時
思いました。
で、店員さんに質問。
イッセー
「これハンドバッグにはならないんですか？」
店員さん
「申し訳ございません。こちらはショルダーバッグのみになるんです…」
「こちらでしたらショルダーバッグとハンドバッグの２wayになるのですが、ご覧になりますか？」
とボストンバッグのちっこいやつ
みたいのを渡されたんだけど、
ここで僕は仕掛けます。
イッセー
「ん－。やっぱりこっちの方が良いですね。値段はどれくらいになりますか？」
店員さん
「少々お待ちください。……30万8000円になります」
イッセー
「なるほど。ん－。25万円くらいにはなりませんか？」
店員さん
「え！？どういう事ですか！！！？？？」
結構デカメに驚かれた笑
イッセー
「いやー。２wayになるんなら30万でも良いんですけど、ショルダーバッグにしかならないなら、25万円くらいで買えないかな～と思いまして」
店員さん
「あ、なるほど。申し訳ございません。こちらはこの値段のみになっております」
こいつ馬鹿じゃねーのかという目でめっちゃ見られたんだけど、それでもまだ諦めない。
イッセー
「そうですか。。25万なら普通に買うんですけど」
店員さん
「申し訳ございません」
さっきまで気の良いおばちゃんみたいな感じだったのに、一気にヤバイ奴を見る目に変わってました笑
その後は普通に店内を見まわって、
何も買わずに退店。
面白いのが、CHANELでもLOUIS VUITTONでも、値引き交渉が終わってから店員さんが微妙に近づかなくなった事でした。笑
完全にヤバイ奴みたいに思われたのか、
少し遠回しに観察されてる感じ。
めっちゃくちゃ居心地は悪かったけど、「今日の俺は図太いヤバイ奴なんだ」と自分に言い聞かせて、買わないくせに店のものを遠慮なく触りまくるという、超絶迷惑な事をしていました。
まあ値引きにしてもお店の方には迷惑だっただろうけど、これを機に１つ壁をぶち破ったかなと思ってるんですよね。
だってLOUIS VUITTONで
値引き交渉したんですよ！？
店に入ったことも買った事もない若僧が、初めて入ったハイブランド店で値引き交渉するって、普通に考えて度胸つくと思いません？
こういう「こいつヤバイんじゃね？」みたいな事をするのって、自分の殻を破れるし、めちゃくちゃ度胸がつきます。
そうなると、大抵の事はいけんじゃね？
という気にさせてくれるんですよ。
自分の商品作るの怖いとか高額の商品を売るの怖いとか、僕も最初は思ってたんだけど、やってみたら「こんなもんか」となります。
「俺はシャネルとルイヴィトンで値引き交渉したんだぜ」
と心の中で思うと、
高額の商品を売るとかセミナーで
質問をするとか余裕になります。
店員さんのあの「こいつ何言ってんだ？」という顔を思い出すだけで、逆に勇気が湧いてくる。
ぶっ飛んだ事をするのって実は
めちゃくちゃ貴重なんだなと。
一見「これ何の意味があるんだ？」という事をするのって実は超絶大事です。
この時だって、LOUIS VUITTONで
値引き交渉なんて何の意味があるんだよ。
と思ってました。
「値引きなんて出来るわけないし、やるだけ無駄なんじゃね？」とか思ってたんだけど、やってみたら自分で決めつけていた限界を見事に突破してくれたんです。
「こんな陰キャ野郎の俺でもやれば出来るんだ！」という圧倒的な自信を持たせてくれた。
恐らく10年後20年後の僕は、
この時の僕に感謝するでしょう。
よくあの時壁をぶち破ってくれた。
この経験がなければ今の俺はなかっただろう。
ってね。
PCの前でカタカタして稼げるのがネットビジネスの良い所だけど、やっぱりリアルの場で危険地帯に身を置いた時の成長度合いは異常です。
ハイブランドの世界観や接客、商品とその価格、来ているお客の様子。
そういうのをリアルに自分の目で見ることでしか、得られないものもありますしね。
「普段の自分がやらない事を、ヤバイ奴を演じてやってみる」
これめちゃくちゃ良いですよ。
ハイブランドに値引き交渉とか、それ以外にも何かヤベー事をやってみてください。
それが終わった後の「俺成長したわ…」という爽快感？みたいな気分最高だし、マジで成長できるから。
こっちのブログでも書いてる通り、最近の僕は香港財閥やら六本木ヒルズに事務所やらボストンコンサルティングやらAmazonやらというビッグな単語が次々出てくる世界にいるので、成長速度も尋常じゃありません。
LOUIS VUITTONで値引き交渉とかもそうですが、
進化するのに1年とかいりません。マジで1日2日で大進化します。
それも自分の行動次第なので、
どんどん動いていきましょう。
